【よくみられるケース】
- 指示を正しく理解せずに、思い込みで進めてしまう
- 一度に複数の指示を出した場合、いくつか忘れてしまっている
- 指示された方法ではなく、自分でよいと思った方法でやってしまう
【解説】指示に従うことより、自分のやり方を優先しやすい
ADHDの特性のある人の中には、指示されたことを忠実にやるよりも、自分なりに創意工夫してもっとよい方法を考え出す方が高く評価されると考える人がいます。
しかし、仕事の全体像も把握できていないはじめのうちから自己流で見当違いな工夫をしてしまい、上司から注意されるといった事態が起こりえます。
また、自閉スペクトラム症の特性がある人では、手順が明確に細かく伝えられていないと仕事が途中で止まってしまいます。
【改善方法】
◆指示に従ってやった後、上司に報告してもらう(周囲のサポート)
- 最初のうちは指示通りにやることを約束させる
- 自己流に変えたい場合は「慣れてきたら採用してよい」が、変更前に上司へ相談するルールにする
◆指示は一度にひとつ、そのつど出す(周囲のサポート)
- 短期記憶の弱さがある人は、一度に複数の指示を出すと忘れやすい
- 指示は一度にひとつにし、確認をこまめに行うことで失敗を防ぎやすくする
◆本人側:理解のズレを減らす“確認の型”
- 指示を受けたら、要点を復唱して確認する(期限/手順/完成形)
- 不明点は作業前に質問し、曖昧なまま進めない
- 手順を紙に書き、終わったらチェックしていく
◆本人側:自己流は「提案」として出す
- 改善案がある場合は、まず指示通りにやってから提案する
- やり方を変える前に「変えていいですか」と許可を取る
◆手順が止まりやすい人への工夫(周囲のサポート)
- 手順を掲示する、見本を置く、チェックリストを作る
- 「ここまでできたら報告」の中間ポイントを作る

