【よくみられるケース】
- 指示されたことをやり終えたら、じっとして次の指示を待っている
- 何をしたらよいか、上司に聞きに行くことをしない
- 手が空いたら忙しそうな人を手伝うといった機転が利かない
【解説】指示には忠実だが、察して動くことが難しい
自閉スペクトラム症の特性がある人では、指示されたことには忠実に実行するものの、終わったら次に何をするのか聞きに行くことができない場合があります。
反抗心ではなく言われたことに忠実なだけですが、その融通の利かなさが他者から理解されにくいことがあります。
「察して動け」と言っても難しいため、その都度何をすべきか指示する必要があります。
【改善方法】
◆批判的に見ず、割り切って指示を出す(周囲のサポート)
- 発達障害の特性がある人には難しいことがある、と理解する
- 「忙しそうなのに手伝わない」と批判せず、具体的にお願いする
- 例:手持ち無沙汰にしていたら「〇〇さん、手伝って」と具体的に伝える
◆あいまいな指示は出さず、具体的に伝える(周囲のサポート)
- 「きちんと」「ちょっと」など曖昧な言葉を避け、範囲や到達度を示す
- 指示のあと「はじめていいよ」と開始の合図を出す
◆次にやることを「メニュー化」する(周囲のサポート)
- 手が空いた時の行動をリスト化して渡す(例:片づけ、補充、チェック等)
- 優先順位をつけておく(迷わない)
◆本人側:手が空いた時の“報告の型”を持つ
- 「今の作業が終わりました。次は何をしたらいいですか?」と必ず聞く
- 聞きに行くのが苦手なら、メモやチャットで報告して確認する

