【よくみられるケース】
- 学校や職場の雰囲気になじめず、就学や就労が続かなくなる
- 人との関わり合いで失敗したことがショックで、人前に出られなくなる
- 自信がなく、自分は社会に役に立つ人間ではないと思い込んでしまう
【解説】二次障害として現れる「ひきこもり」
発達障害の特性のために、人間関係でつまずいたり仕事上の失敗などが生じたりすることで、学校や職場などに行きづらくなり、そのまま長期間に渡って行かなくなるケースもあります。
これは発達障害による社会不適応から起きる「ひきこもり」です。
外との関わりを絶って孤立してしまうと、思考の偏りが激しくなったり、人を信頼することが難しくなったりします。
【改善方法】
◆気軽に悩みを相談できる相手を確保しておく
- うまくいかないことがあった時に、気軽に相談できる人がいると、悩みが大きくなる前に整理しやすい
- 家族や友人など、気心が知れた人、自分の特性を理解してくれる人に相談する
- 相談内容によって相手を変えるのもよい(父:将来・仕事/母:健康/兄:仕事・恋愛/友人:恋愛・人間関係)
◆周りに合わせようと無理をしすぎない
- 発達障害の特性がある人は、もともと周りに合わせることが得意ではない
- 無理をしているうちにストレスがたまり、続かなくなることがある
- 食事の誘いなども気乗りがしなければ思い切って断る
◆外出・登校/出勤のハードルを小さくする
- 「家の外に出る」→「近所を5分歩く」→「用事を1つだけ」など段階を細かくする
- 行けない日は「行けなかった理由」を責めず、翌日の最小行動を決める
- いきなりフルで戻すのではなく、短時間・少日数から増やす
◆生活リズムを崩しすぎない(回復の土台)
- 起床・食事・就寝の時刻を、できる範囲で固定する
- 昼夜逆転が続くと、外に出る難易度が上がりやすいので、少しずつ戻す
- やることが無い日でも「午前に1つ、午後に1つ」など小さな予定を入れる
◆自己否定が強い時の対処を決める
- 「役に立たない」などの考えが出たら、事実(できたこと)を1つ書く
- 失敗した場面は、次の行動に分解して“改善できる部分だけ”を見る
- 一人で抱えず、話せる相手とのつながりを保つ

