【よくみられるケース】
- 独断で物事を決める傾向があり、相手に嫌われてしまう
- 過度なアプローチをして、相手に拒絶されてしまう
- 一度交際を断られただけで、過度に傷ついて消極的になってしまう
【解説】自分の一方的な思いで突き進みやすい
自閉スペクトラム症の特性のひとつに、人の気持ちの読みにくさがあります。
恋愛はお互いの気持ちの交流の上に成立するものですが、こうした特性があると、相手の心情を推し測ることが難しく、自分の一方的な気持ちで物事を進めてしまうことがあります。
LINEやメールなども、相手の都合を考えずに感情に任せて大量に送ってしまい、相手から嫌がられてしまうことがあります。
また、小さな衝突があったときに、謝ったり話し合ったりといったフォローがうまくできないために、交際が長続きしない人もいます。
【改善方法】
◆相手の気持ちを確かめることが大切
- 何かを決める時は「相手がどう思っているか」「都合はどうか」を確認しながら進める
- 電話で連絡を取る時も、相手の都合を考えた時間帯を選ぶ
- 大量のLINEやメールを送ったり、相手の勤務先まで押しかけたりはしない
◆決め方を「提案→選んでもらう」に変える
- どこに出かけるか、食事はどうするかなどは勝手に決めず、その都度相手の意思を確認する
- 選択肢を2つ出す(例:AとBどっちがいい?)
- 相手が迷っている時は「今日は決めなくていい」にして負担を減らす
◆LINE・連絡の「回数・間隔」をルール化する
- 送ったら「返事を待つ」ルールにする(追撃メッセージをしない)
- 長文は送る前に下書きして見直す(感情の勢いを落とす)
- 返事が遅くても、すぐに不安に結びつけない(時間差を許容する)
◆拒絶された時のダメージを小さくする
- 断られた=人格否定とは限らない、と切り分ける
- 落ち込んだ時は「今は休む」「行動は明日にする」など、即断即行動を避ける
- 一度の出来事で「もう無理」と結論を出さない(回復の時間を取る)
◆小さな衝突が起きた時の“修復の型”を作る
- まず謝る(言い訳より先に、相手の不快感に触れる)
- 次に「次はこうする」を短く言う(例:連絡は1日1回までにする)
- 話し合いは疲れている時にしない(時間を決めて短く)
◆信頼できる同性に相談する
- 交際の申し込み方やタイミングなど、わからないことは信頼できる同性のきょうだいや友人に相談する
- 恋愛の失敗は起こりがちだが、一度のトラブルで関係が途絶えるわけではない
- 謝ったり話し合ったりすることで修復が可能な場合もある
◆例(原文のまま整理)
- ✖️「ぼくはタイ料理が食べたいです」
- ◯「あなたは何が食べたいですか?」

