【よくみられるケース】
- 家族思いの行動をとることができず、自分勝手とみられてしまう
- 忘れっぽさや不注意により、家族からの信頼を失いやすい
- 怒りの抑制ができず、家族と衝突してしまう
【解説】家族に気が回らず、信頼関係を築きにくい
ADHDの特性がある人は不注意で忘れやすく、家族との大切な約束を忘れてしまって信頼を失う可能性があります。
また、怒りのコントロールがしにくいと、ささいなことでカッとなってケンカを起こしやすくなります。
こうしたことが度重なると、家族間の関係は悪化し、家庭内に緊張感が生じてしまいます。
自閉スペクトラム症の特性がある人は他者を気にかけることが苦手なため、家族を思いやる行動をとりにくい場合があります。
【改善方法】
◆発達障害の特性を家族に理解してもらう
家族関係を悪化させないように、まずすべきことは、自分の特性を家族に知ってもらうことです。
例えば、家族との約束をよく忘れてしまう場合、それは発達障害特有の忘れやすさから起きているのであって、「家族への愛情がないからではない」ことをきちんと説明しておきます。
- 忘れないように家族から声をかけてもらうなど協力を求める
- 子どもの用事や誕生日などは、事前に声をかけてもらう
◆約束を“見える形”にして、忘れを減らす
- 家族の予定はカレンダーやメモで共有する
- 口頭だけで決めず、「いつ」「何を」を短く残す
- 当日だけでなく前日にも通知が出るようにする
◆コミュニケーションをとる時間をつくる
- 家族とコミュニケーションが取れる時間があると意思疎通が図りやすい
- 例:食後の15分間は、家族の話を聞く
- 短い時間でも「毎日同じ時間」に固定すると続きやすい
◆衝突を減らすためのルールを作る
- 疲れているときは結論を出さず、話す時間を改める
- 責め言葉ではなく「私はこう感じた」「こうしてほしい」で伝える
- 怒りが上がったら一旦離れるなど、クールダウン手順を決める
◆家族サービスを“形”にする
- 家族のためにやることを予定に入れる(気分任せにしない)
- 短時間でも一緒に過ごす時間を作る(散歩、食事、ゲームなど)

