【よくみられるケース】
- 時間の見込みが甘く、現実的なスケジュールが立てられない
- 予定を詰め込みすぎてしまい、どれも終わらせることができなくなる
- 時間の経過を意識することができない
【解説】見通しを立てることが苦手
発達障害の特性がある人は、限られた時間内に複数のことをこなすのが苦手なことがあります。
ひとつのことをやるのにどれくらい時間がかかるか、見通しを立てることが難しいため、予定をこなすことができなくなります。
また、「がんばればなんとか早く終わる」と考えて予定を詰め込みすぎ、結果的に遅れてしまったり、どれも中途半端になったりすることがあります。
【改善方法】
◆常に余裕をもって時間を見積もる(バッファを前提にする)
- 「1時間で終わる」と予測できる用事でも、「1時間半かかる」と見積もる
- 予定を立てるときは、用事と用事の間に調整のための時間を余分に設ける
- 移動・準備・片付けの時間も別枠で見積もる(作業時間だけで考えない)
◆見積もりの精度を上げる(過去実績を使う)
- よくやる作業は「実際にかかった時間」をメモして、次回の基準にする
- 見積もりは「自分の予測 × 1.5」など係数を固定する
- 初めての用事は、最初から多めに見積もっておく
◆予定の詰め込みを止める(上限を決める)
- 1日の重要予定は「2~3個まで」など上限を決める
- 「やること」を増やす前に「何をやらないか」を先に決める
- 予定表には必ず「空白時間」を残す(遅れの吸収用)
◆アラームやタイマーを有効に活用する
- 趣味や家事を始めると時間が経つのを忘れやすい方は、アラームやタイマーを活用する
- 外出先では、スマートフォンのリマインダー機能を使用する
- 「開始の合図」と「終了の合図」を両方セットする(終わりだけだと止まりにくい)
- 長い作業は、30分など短い区切りで鳴らして時間経過を意識できるようにする
◆作業は「ひとつずつ」に分ける(同時進行を減らす)
- 複数の用事がある日は、順番を決めて1つずつ終わらせる
- 「やりかけ」を増やさない(切り替え回数が増えるほど時間が溶けやすい)
◆見える形で時間を管理する
- 時計を見える場所に置く(時間が見えないと意識しにくい)
- 予定は紙かアプリのどちらか「1か所」に集約して迷子を防ぐ
- 終わった予定は消す・チェックする(進みが見えて次の行動に移りやすい)

