【よくみられるケース】
- 誘いを断れない
- 話していても楽しくなく、時間を過ごすのが苦痛
- 輪から抜けると、子どもに悪影響が及ぶのではないかと心配
- 会話中に場がしらけたり、疎外感を覚えたりすることがある
【解説】考え方や価値観が合わず、孤立しやすい
自閉スペクトラム症の特性のある人は、共通の趣味や考え方をもつ気の合う人に巡り合えるチャンスはなかなかなく、「友達」と呼べる人が少ない場合があります。
そのような場合、「子どもが同じ学校」というだけで親しそうにふるまうには抵抗があり、価値観のまったく違う人たちのペースに自分を合わせることはストレスになりえます。
また、ADHDの特性がある人のなかにはPTA役員になり、ユニークなイベントを企画して活躍する人もいますが、そういうタイプは「目立ちたがり屋」と批判され、必ずしもママ友から受け入れられるとは限りません。
周りに合わせることが苦手な発達障害の特性のある人にとって、ママ友は付き合いにくい存在になりがちです。
【改善方法】
◆「あいさつ程度でよし」として、無理に会話しようとしない
ママ友とのつきあいが重荷なのであれば、無理に集まりに参加したり、会話する必要はありません。
あいさつができれば問題ないでしょう。
「付き合いの悪い人」と思われるかもしれませんが、それによって母子に大きなデメリットが生じることは少ないでしょう。
むしろ、誘われなければストレスが軽減するかもしれません。
◆断り方を「定型文」にして迷わない
- 「今日は予定があって…また今度お願いします」
- 「最近バタバタしていて、今回は失礼します」
- 「子どもの用事があるので、少しだけなら」
- 断る回数をルール化する(例:2回に1回、3回に1回は断る)
◆参加するなら「時間・場所・人数」を小さくする
- 参加する場合は「30分だけ」「お迎えまで」など終了時間を先に決める
- 大人数より、1対1や少人数を選ぶ
- 立ち話がつらい場合は「歩きながら」「用事のついで」など短時間にする
◆情報は「ママ友ルート」に依存しない
- 幼稚園や学校の情報は、ママ友からではなく先生から直接聞くようにする
- 配布物は「決まったファイル」に入れて、後から見返せるようにする
- 必要な情報は「先生に確認する」前提で動く(噂・憶測で消耗しない)
◆会話をラクにする「型」を持つ
- 話題を3つ用意する(天気、学校行事、持ち物、習い事など)
- 「聞く側」に寄せる(質問→相づち→短く返す)
- 言いにくいときは「そうなんですね」「うちは今こんな感じで」で終える
◆LINE・グループ連絡で疲れる場合
- 通知を切る、見る時間を決める(朝・夕など)
- 既読を急がないルールにする
- 返信は短く定型化する(「了解です」「ありがとうございます」)
◆付き合いやすい人を「選んで」交流する
- 比較的付き合いやすい人を選んで交流する
- 相手の距離感が合わない場合は、あいさつ+必要連絡だけに戻す
- ママ友の付き合い方を、子どもがいるきょうだいや友人に聞いて参考にする

