【よくみられるケース】
- 夜泣きがひどい、発達が遅いなどに悩まされる(乳児)
- 言うことを聞かないので、イライラして当たってしまう(乳児)
- 子どもの遊びに付き合うのが、退屈で苦痛に感じる(幼児)
- 宿題をするよう声かけするのが面倒(小学生以降)
- 自分の育て方が悪いのではないかと責任を感じてしまう
【解説】自分のペースを乱される負担が大きい
自閉スペクトラム症の特性がある人は、自分のペースにこだわりをもっていることが多く、それを乱されることに大きなストレスを感じます。
例えば、赤ちゃんの夜泣きや頻回な授乳に悩まされたり、幼児の他愛ない話や幼稚な遊びに付き合うのが苦痛に感じるかもしれません。
それでも親の責任として付き添い、見守らなければならないことが非常に重荷になる可能性があります。
子どもも発達障害を抱えている可能性があり、その場合は母子間のトラブルが起きやすいと考えられます。
【考え方を変える】
◆一人で完璧にやろうとしない
子育ては長期戦です。続く形にすることが最優先です。
【改善方法】
◆自分ひとりで育てようと思わず、「適度に離れる」ことも大切
子どもの世話をひとりで背負いこまないことが重要です。
パートナーや実家の両親、きょうだい、友人など頼れる人をできるだけ巻き込んで支援してもらいましょう。
また、地域の福祉サービスや保育園の利用も検討することもできます。
子どもと24時間一緒にいることは、誰にとってもストレスになりえます。適度に距離をおくことが大切です。
◆具体的な手を増やす(使えるカードを多く持つ)
- 自治体や保育園が実施している一時保育サービスを活用する
- 託児所付きの図書館などを利用する
- 新生児訪問や定期検診で保健師や医師に悩み事を相談する
- 経済的に余裕があれば、ベビーシッターを利用する
- 自分なりのストレス発散法を見つけて実践する
◆イライラが出たときの“即時対応”を決めておく
- その場を一度離れる(安全を確保した上で)
- 深呼吸や水を飲むなど、切り替えの動作を固定する
- 「疲れているサイン」を家族と共有し、交代できる形にする
◆遊び・宿題が負担な人の現実的な工夫
- 子どもの遊びは「時間を決めて短く」付き合う(長時間を目指さない)
- 宿題は「始める時間」を固定し、声かけを減らす仕組みにする
- できたらチェックを入れるなど、進みが見える形にする

