【よくみられるケース】
- 複数の家事を時間内に段取りよくすませられない
- 洗濯の頻度がわからず、日に何度も洗濯してしまう
- 料理や洗濯の途中であることを忘れて、別のことをしてしまう
- 朝食や子どもの弁当を作るため早起きができない
【解説】時間の見積もりと切り替えが難しく、詰まりやすい
発達障害の特性のある人のなかには、作業をこなすための必要な時間を見積もったり、仕事に優先順位をつけたりすることが得意ではなく、計画的に物事を進めることにつまづいてしまう人もいます。
短時間に多くの仕事を詰め込み、「なんとかできるだろう」と思い込んでしまうタイプの人の場合は、結果的に仕事がこなせず、自己嫌悪に陥ることもあります。
忘れやすい特性のある人では、家事をやりかけのまま別の作業をはじめ、そのままにしてしまうこともあります。
また、食器などの汚れ物がどれくらいたまったら洗えばよいか、そのタイミングがはかれず、1枚ごとに洗い、水や洗剤をむだに使ってしまうケースもあります。
【考え方を変える】
◆家事は「完璧」より「回る仕組み」を優先する
全部を自分で抱えず、減らす・分ける・外に出すで回す方が続きます。
【改善方法】
◆同時進行をやめて、順番を固定する
- 同時にふたつ以上の家事をやらないようにする
- やる順番を決める(例:洗濯→食器→床)
◆見える化する(忘れやすさ対策)
- 「やることリスト」で1日の家事予定表をつくる
- キッチンタイマーをセットして、次の予定の開始時間にアラームが鳴るようにする
- 途中で止めた家事は、目立つ場所に付箋を貼って「やりかけ」を残す
◆洗濯ルールを決めてムダを減らす
- 洗濯物は「カゴいっぱいになったら洗う」などルールを決める
- 洗濯は1日1回など上限を決め、例外は本当に必要な時だけにする
◆朝の負担を減らす
- 手の込んだ朝食や弁当を作ろうとせず、手抜きでよいことにする
- 朝食などは前の晩に作り置きし、レンジで温めるだけにする
- 朝やることを減らすため、前夜に「セット」を作っておく
◆人の力を借りる
- 家族のなかで役割分担する
- 親しい友人の助けを借りる
- 難しい場合は、自分は「できることをすればよい」と考えるようにする

