【よくみられるケース】
- 一緒にいる時間が長く、ひとりの時間が作れない
- 金銭感覚やお金の使い道が自分とは違っている
- 結婚前にしていた約束が守られず、不信感を持っている
- 衝突が増え、別居や離婚を考えている
【解説】結婚後に起こりうる変化が予測しにくい
発達障害の特性のある人は、状況を判断したり、相手の気持ちを察したりすることがうまくできないことがあり、お相手と結婚するかどうかは慎重に決める必要があります。
結婚後は、パートナーの態度が急に変わったり、結婚前の約束が守られなかったりすることもあります。そうした変化が予測しにくい場合は、戸惑いも大きくなりやすいでしょう。
結婚前に自分の特性についてパートナーに正しく理解してもらうことが大切です。
支えてくれるかどうかを確かめ、結婚後はどんな生活スタイルにしていくか、子どもをもつかどうかなどについて、ふたりでよく話し合って決めておくことも必要です。
【改善方法】
◆パートナーに合わせようと、無理をしない
結婚生活を維持するために「パートナーに合わせなければならない」と思うかもしれませんが、無理をする必要はありません。
最低限、自分の譲れないところ(ひとりになれる時間、本に使うお金の額など)は大切にしていきましょう。
一方で、パートナーが大切にしていることにも理解を示す必要があります。
◆結婚前に「生活のルール」を具体化しておく
- ひとりの時間:毎日/週に何回/何時間必要かを決める
- お金:何にいくら使うか、上限や優先順位を決める
- 家事:得意不得意を共有し、分担を決める
- 連絡頻度:LINEや電話の頻度、返信の目安を決める
◆約束は「口頭」ではなく「見える形」にする
- 結婚前にしていた約束は、メモや共有ノートに残す
- 曖昧な言い方を避け、「いつまでに」「誰が」「何を」まで決める
- 守れなかったときの対応(やり直し方法)も決めておく
◆金銭感覚の違いは「人格」ではなく「ルール」で調整する
- 生活費・貯金・自由費を分ける
- 自由費(お小遣い)の範囲を決め、そこは干渉しない
- 大きな買い物は「相談してから」「一晩置く」など時間ルールを作る
◆衝突しやすい話題は「話し方」を決める
- 疲れているときは結論を出さず、話す日を決める
- 責め言葉ではなく「私はこう感じた」「こうしてほしい」で伝える
- 一度に全部話さず、1テーマずつにする
◆結婚後の変化に備えて、確認ポイントを決める
- 同居後に変わりやすい点(生活リズム、家事、金銭、親族付き合い)を先に話す
- 子どもをもつかどうか、もつ場合の役割分担や支援の使い方を話し合う
- 「困ったときの合図」や、クールダウンの方法を決めておく
◆周囲の情報を先に集めて“想定”を増やす
- 既婚のきょうだいや友人に、結婚後の生活の変化について聞いておき、心構えをしておく
- 結婚生活で起こりやすいすれ違い(時間・お金・家事)を事前に共有する
◆元の改善方法(内容を保ちつつ整理)
- 結婚前に、自分の特性について話し理解してもらう
- 特性を自分で説明できないときは、家族に話してもらう
- 既婚のきょうだいや友人に、結婚後の生活の変化について聞いておき、心構えをしておく
- 悩みが大きくなったり、パートナーと衝突したときは、信頼できる人や家族などに相談する
- 衝突が増え、相手を受け入れられなくなったら、別居や離婚も選択肢のひとつになりうる

