【よくみられるケース】
- お金を余分な物に使い、生活費が足りなくなる
- クレジットカードで高額な買い物をし、引き落としができなくなる
- カードの支払いをリボ払いにしてしまい、借金をしてしまう
- 家賃や公共料金の支払いを忘れてしまう
【解説】衝動性と先延ばしが重なると崩れやすい
ADHDに特有の衝動性や自己コントロールの難しさがあると、金銭管理で問題が起こることがあります。
パッと見て気に入った物が欲しくなり、高額にもかかわらず購入してしまったり、買い物に出かけるたびに余計な物を購入してしまったりして、生活費が足りなくなるケースもあります。
とくに、クレジットカードは手持ちの現金がなくても高額の物が買えてしまうため、支出の実感が薄くなりやすい点に注意が必要です。
また、カードの支払いをリボにして先送りしているうちに、請求額が返せない金額に膨らんでしまい、借金をしてしまう場合もあります。
【考え方を変える】
◆「我慢」で管理するのではなく、「仕組み」で管理する
衝動が出る前に、使えるお金の範囲や支払いの流れを決めておく方が、安定しやすくなります。
【改善方法】
◆固定費・支払いを自動化する(払い忘れ対策)
- 家賃や公共料金などは、払い忘れを防ぐために銀行引き落としにする
- 引き落とし日が近い時期に、カレンダーで通知を出す(前日と当日の2回)
- 支払い用の口座を1つ決め、生活費と混ぜない
◆「使っていいお金」を分けて見える化する
- 財布には今日(または今週)の買い物で必要となる金額だけを入れておく
- 手元に現金を置かない(使う分だけを下ろす)
- 日用品は「週1回まとめ買い」にして買い物回数を減らす(無駄づかい予防)
◆カードの扱いをルール化する
- クレジットカードは持たない(難しい場合は「1枚だけ」にする)
- デビットカード(口座残高の範囲内でしか使えない)や、チャージ式の電子マネーを使う
- ネット決済の「カード情報保存」をやめ、都度入力にする(衝動買いのブレーキ)
- 高額の買い物は「一晩置く」など時間ルールを決める
◆リボ払いを避ける(借金化しやすい)
- カードの支払いは、できる限り「一括」で管理する
- 分割・リボを選びやすい設定になっている場合は、初期設定を見直す
◆一人暮らしの場合
- 家賃や公共料金は引き落としにして、生活費と分ける
- 買い物は「まとめる」「リストを作る」をセットにして迷い買いを減らす
◆家族がいる場合
日常的な買い物に必要なお金は、毎日家族から受け取るか、家族に一緒についてきてもらう
金銭管理は家族に任せる(支払い担当を決める)
銀行のキャッシュカードは家族に預ける

