【よくみられるケース】
- 取り込んだ洗濯物を片付けられない
- いる物といらない物の仕分けができない
- 片付けたいと思っているが、重い腰が上がらない
- 片付けている途中で、別のことが気になってはかどらない
- 散らかりすぎて、どこから手をつけたらよいのかわからない
【解説】判断・着手・継続が同時に必要で、止まりやすい
「捨てる」ことに抵抗感があったり、要不要の判断が難しかったりして、とりあえずその場に置いた物がどんどんたまり、部屋が乱雑になっていきます。
また、「片付けなければ」とわかっていても、自分をコントロールしづらく、「面倒だ」という気持ちが勝ってしまい、先延ばしにしてしまう場合があります。
片付けは「判断する」「動かす」「戻す」を繰り返す作業です。途中で別のことが気になりやすいと、手が止まり、やりかけが増えて、さらに着手しにくくなります。
その結果、大量の物で床が覆われてしまい、「いまさら片付けるといっても、どこから手をつけたらいいのかわからない」といった状況に陥ることがあります。こうした状況は部屋だけではなく、押し入れや戸棚、机の引き出しの中でも起こりえます。
【考え方を変える】
◆どこに何があるのかわかれば、まずは十分と考える
一人暮らしであれば、必要な物がどこにあるのかわかっていれば「よし」としましょう。
家族がいるケースでは、みんなが集まるスペースだけは整えて、ほかの場所は優先度を下げるのも一つの方法です。
【改善方法】
◆最初の一手を軽くする(着手のハードルを下げる)
- 「10分だけ」「この棚だけ」など、範囲と時間を決めて始める
- 迷ったら「床の導線だけ」「テーブルの上だけ」など、優先場所を固定する
- タイマーを使い、終わったら途中でもやめてOKにする(続けられる形にする)
◆判断を軽くする(捨てるが苦しい人向け)
- 「残す」「手放す」「迷う」の3つに分ける
- 迷う物は「保留箱」に入れ、期限を決めて後でまとめて判断する
- 判断が止まる物は「同じ種類は1か所に集める」だけでも前進になる
◆途中でそれない仕組みを作る
- 片付け中に気になったことは、紙に書いて後回しにする(「気になるメモ」)
- 「今は片付け」だけを見える場所に置く(付箋・チェックリスト)
- 音楽や“誰かがいる状態”で進める(いわゆるボディダブル)
◆戻しやすい収納にする(ワンアクション化)
- 毎日使う物だけ定位置を作る(鍵・財布・薬・充電器など)
- 「ふたを開ける」「棚を開ける」が面倒なら、まずは“投げ込み箱”でOKにする
- 透明ケース、ラベル、写真ラベルで「戻す場所」を迷わないようにする
◆洗濯物が溜まる人の現実的な手
- 畳まない収納に寄せる(ハンガー中心、ボックスに分類して入れる)
- 「山」になりやすい場所を1か所に固定し、そこだけ毎日リセットする
◆維持のルールを作る(散らかりの再発防止)
- 毎日5分、週1回15分など「リセット時間」を固定する
- 新しい物を増やすときは「入れる前に1つ出す」をルールにする
◆人の手を借りる(片付けは一人でやらなくてよい)
経済的な余裕がない場合は、福祉サービスの利用を検討する(地域や条件で内容は異なる)
家族のなかで片付けが得意な人に、一緒に手伝ってもらう
親しい友人などに片付けを一緒に手伝ってもらう
経済的な余裕があれば、家事代行に依頼して片付けをしてもらう

