電話で相談 LINEで相談 WEB予約

鍼灸施術例

毎日発作が続いていたパニック障害の施術例

毎日発作が続いていたパニック障害30代 女性 嘉麻市

来院までの経緯

数年前、車の運転中に突然息苦しくなり、それをきっかけに、家の中でもたびたび発作が起こるようになりました。

医師からは「パニック障害」と診断され、漢方薬や安定剤、頓服を服用していましたが、十分な改善を実感できませんでした。最近では発作が強くなり、何度か救急車で運ばれ、入院することもありました。

毎日、特に夕方になると発作の前兆として体の変化を感じるようになりました。息を吐こうとしても吐ききれず、いわゆる過呼吸の状態になり、みぞおち周辺の強い緊張を感じて押さえながらうずくまることが増えていました。

この状態が数時間続くこともあり、子どもには苦しんでいる姿を見せたくないと思い、ひとりで部屋にこもっていました。

車の運転ができず、電車やバスにも乗れませんでした。日常的な外出も難しく、ひとりでスーパーに入ることもできず、母親に助けてもらっている状態でした。

病院に加えて整体や整骨院にも通っていましたが、改善の兆しが見られず、「いつも我慢させている子どものために、早く良くなりたい」と強く思い、当院にご来院くださいました。

初回来院時のお悩み

① 普通の生活を送りたいと強く願っていました。

② 遠出をしたり、子どもにいろいろな経験をさせてあげられるようになりたいという思いがありました。ですが、発作への恐怖が強く、なかなか行動に移せない状態でした。

③ 生理前には症状が特に強くなりやすく、不安感や発作が出やすいことで体調が不安定になることが多かったため、その状態を整えていきたいと希望されていました。

初回来院時の心身の評価

➀喉や胃腸の不快感、浅い呼吸を発作の前兆として感じていました。

②呼吸が乱れるとその不安がさらに強くなりました。

鍼灸施術の経過

施術目的

施術では、自律神経のバランスを整えることに加え、パニック発作に対する捉え方を見直すことにも重点を置きました。

① パニック発作は「抑え込もう」とするほど緊張が高まり、症状が強まることがあります。そこでまずは、発作を無理に抑え込まず「起きてもやり過ごせる」という受け止め方を育むことを重視しました。

② 予期不安への向き合い方が重要になるため、「次に発作が起こるかもしれない」という恐れにとらわれすぎないよう、感情との付き合い方や、落ち着きを取り戻す方法を意識していただきました。

③ できることを少しずつ増やしていくことは、自信を取り戻すうえで重要です。毎日の小さな成功体験を積み重ねることで、日常生活の改善につながりやすくなります。進展が見られた際にはフィードバックを行い、ご自身の変化を実感できるようサポートしました。

施術内容

① 過呼吸やパニック発作に関与する自律神経のバランスを整えるサポートとして、鍼灸施術を行いました。

② 喉や胃腸の不快感を「発作の前兆」として捉えやすい状態だったため、喉から胸・お腹まわりの緊張や巡りに着目し、気の流れを整える鍼灸施術を行いました。

③ カウンセリングを通じて、発作や予期不安に対する捉え方を整理し、考え方のクセを見直すサポートを行いました。

④ 日常生活の中で不安を和らげるためのセルフケア(呼吸法・リラックス法など)をお伝えしました。

1~6回目(週1回の来院) 

心身ともにつらく、十分な睡眠がとれていない状態でした。

【考え方の変化】
初めて発作が起こってから数年間、「何もできない自分」を責め続けていました。しかし、「病気の間はできなくてもいい」と、少しずつ今の自分を受け入れられるようになり、考え方が変化してきました。

7~18回(週1回の来院)  

風邪をひいて鼻水や咳がひどくなると、呼吸が乱れ、不安感が強くなるとのことです。

発作は夜に起こることが続いていますが、以前よりも大きな発作に至る直前で落ち着ける日が増えてきました。

睡眠についても、少しずつ眠れる日が増えてきたとのことで、体調にも回復の兆しが見られています。

また、頓服を服用しない日が増えてきました。ご本人の中で「落ち着かせる工夫」ができる場面が増えており、精神面の安定感が育ってきている様子がうかがえます。

さらに、月経周期も以前より整ってきました。ホルモンバランスの変化は自律神経の状態にも影響することがあるため、体調管理の面でも良い方向が見られています。

【できるようになったこと】
パニック発作では、「できた」という小さな成功体験を積み重ねることが、自尊心や自信(自己効力感)を支える重要な土台になります。今回は、行動範囲が広がった点がはっきり見られました。

実母に頼らなくても、家事をこなせるようになりました
「家族に迷惑をかけてきた」という気持ちがある中で、できることが増えたことは、自己肯定感や自尊心を支える大きな一歩になっています。

車を運転できました(ご近所周辺)
以前は運転そのものが難しい状態でしたが、近距離でも運転できたことは「自分でできた」という実感につながる大きな進展です。

ひとりで買い物に行けるようになりました
発作への恐れから外出が難しくなることがありますが、ひとりで買い物に行けたことは、自信の回復と「自分の力で生活できる感覚」を取り戻す一歩になります。

家族と一緒に電車に乗って博多まで遊びに行きました
遠出ができたことは、公共交通機関や人混みへの回避が和らぎ、社会的なつながりを楽しめる状態に近づいていることを示しています。

19~30回(週1回の来院) 

薬を使わなくても眠れる日が増えてきました。
発作の頻度も大きく減り、夜間のつらさが軽減しています。
頓服の服用は、月に1回程度まで減ってきました。

【できるようになったこと】
パニック発作では、「できた」という経験を少しずつ積み重ねることが、自尊心や自信(自己効力感)を支える大切な土台になります。今回は行動範囲の広がりが、はっきりと見られました。

  1. 当院まで約1時間、ひとりで運転して来院できるようになりました
    外出時やひとりでの移動に不安が出やすい中で、運転して来院できたことは大きな前進です。心身の緊張が整いやすくなり、発作への捉え方にも変化が出てきたことで、運転への不安が軽くなってきている様子がうかがえます。
  2. お子さまの始園式に参加できました
    昨年は参加できずつらい思いをされていたため、今回はご本人にとって大きな出来事となりました。
  3. 初めて発作が起こった場所にも、落ち着いて行けました
    過去に発作が起きた場所は不安が強く、避けたくなりやすいものです。恐れにとらわれすぎずに再びその場所へ行けたことは、「発作を無理に抑え込まず、起きてもやり過ごせる」という感覚が育ってきたことを示しています。
  4. 高速道路を運転して、他県まで家族旅行ができました
    長距離運転や高速道路は強い不安が出やすい場面ですが、家族旅行を楽しめたことは、生活の幅が大きく広がった変化です。
  5. 音楽コンサートを、離席せずに楽しめました(頓服は“お守り”として携帯)
    人混みや音の大きい環境では不安が高まりやすい中、安心材料を持ちつつも落ち着いて過ごせたことは、心身の安定が進んでいることを示しています。
  6. 大きなホールで、お子さまのピアノ発表会を観覧できました
    お子さまの成長を落ち着いて見守れたことも、日常の充実につながる大切な変化です。

※経過には個人差があります

お気軽に
お問合せ・ご相談ください

もう薬に頼りたくない方はこちらへ
0940-42-9055

※施術中はお電話に出られません。携帯電話(末尾9403)で折り返しご連絡いたします。
受付時間:9:00~18:00
定休日:水曜日・日曜日・祝日

関連記事

ページ上部へ戻る